(updated on July 3, 2017)
NEWS 東京都港区の男女共同参画センターより依頼を受けて同センター発行の情報誌『OASIS オアシスに短いジェンダーエッセイを書かせていただきました。
タイトルは「『主人』は尊敬語?」以下のオアシスのpdfファイルの4ページ目の左下に掲載されています。ご興味のある方はどうぞお読み下さい。

http://www.minatolibra.jp/newsletter/oasis/oasis-date/2014122600152/file_contents/OASIS_53.pdf


NEWS   7月8日(土)東京農工大にて「ことばとジェンダ−」というテーマで日本語ジェンダー学会の2017年度年次大会が開催されました!

  • 今大会のテーマはまさに「ことばとジェンダー」
  • 基調講演には、長年、この研究分野のリーダーシップをとられてきた遠藤織枝先生(元 文教大学大学院教授)をお迎えし「ことばとジェンダー研究 --- 私の視点 」についてご講演いただきました。
  • パネルディスカッション「ことばと性差 --- 何が問題なのか」

   午後には研究発表もあり、充実した内容でした。

    https://www.langgender.jp/activities/conference18/


NEWS   4月13日(木)にTBSテレビの朝の番組「ビビット」で放映するために取材を受け「配偶者の呼び方」についてお話しました。編集されて放映された番組を見て、この問題について関心を持っている人々が多いことに感動しました。
日頃から推奨している「夫さん」「妻さん」や「夫様」「妻様」についても、番組の中で明言しました。


新聞記事や雑誌で紹介されました!

  • 毎日新聞「憂楽張ー 夫をどう呼ぶ?」2015年10月23日 西部夕刊

         画像をクリックすると拡大表示されます↓

  • 雑誌『ハルメク』2016年5月号 「夫を『主人』と呼びますか?」

   (シニア女性誌 部数NO1. )

   http://magazine.halmek.co.jp/backnumber/ 

  • 「日本語ジェンダー学会」が2016年4月より新体制となり

新ウェブサイトがオープン! http://www.langgender.jp/

  •   2016年6月18日(土)群馬大学にて日本語ジェンダー学会の第17回年次大会が開催されました。


出版  Newly Published!

学術書を出版しました
水本光美 著

大学教育出版, 2015年4月.

 ISBN: 978-4-86429-321-1 (2160円税込み)
http://www.kyoiku.co.jp/syoseki.cgi?book=901

amazonでも購入できます。

 

 

「女ことば」と「日本女性像」という2つの着眼点

 から、日本語教科書の中に、いかにジェンダーが潜

 んでいるか、それらが現代日本社会の現状を正しく

 反映しているかどうかをデータ分析結果の比較から

 考察し、さらには今後の日本語教科書のあり方を述

 べる。

 

【特徴】

1. 多数の自然会話(1組30分、合計66名分)やロールプレイ(1組15~20分、合計58名分)を収録、女性文末詞使用率を集計した結果の分析・考察

 2. 会話参加者全員に実施したアンケート調査結果を集計・分析

 3. 60冊の教科書や関連教材を綿密に分析し、女性文末詞使用率および女性の描写のされ方を観察・考察

 4. 200名の国内外の日本語教育関係者へのアンケート調査結果の分析・考察

 5. 現在の日本社会に関する政府によるデータと日本語教科書のデータを比較・分析

 6. 今後の日本語教科書:ジェンダーの観点から見た教科書の問題点とジェンダーフリーを目指す教科書の具体的一提案

 


 なぜ「女ことば」と

「ジェンダー」?


本書では、「女ことば」、特に「文末に現れる文末詞としての女ことば」と「日本女性像」という二つのテーマを扱っています。世の中には女性のみならず男性 特有の文末詞も存在するし、なぜ女性像などと女性だけにフォーカスするのかという疑問を呈する人もいるでしょう。確かにどちらも研究できれば言うことはな いのですが、研究というものは自らの興味によって触発されるものです。

私の場合は、長年日本語を教える教師としての視点から疑問を持ち、研究への意欲を触発されたのが「女ことば」と「日本の女性像」だったのです。

 

かなり“いい年”になってから日本を離れ、それまで日本文化における女性の役割に疑問をもち、過去のジェンダー・イデオロギーからプレッシャーを受けながらも、やは り一般に求められる “日本女性の女らしさ”というものを背負って渡米し、アメリカで学んだ後、教鞭を執った経験から、こと「女であること」と「人間であること」の間で揺れ動き考えさせられることが多々あったということにも、起因するのかもしれません。

 

この本は、2000年代半ば頃からの研究をまとめたものですが、若い世代の女性から「女性文末詞」が消えていっていると気づいたのが、90年代初め。久しぶりにアメリカから帰国した私は、その日、東京の山の手線に乗っていました、、、(つづきは、本書の第1章をお読み下さい)